キャブのオーバーホール チョークの確認しても大きな改善なくマフラー詰まり解消へ
不具合現象は急坂勾配32%を登る際 登れる時と登れず途中半クラッチ状態で止まってしまうことがある。(13度 勾配23%)
以前から冬季の寒い時期は調子よく、夏期に向かい暑くなると全然登らない症状。
今までのトラブルシュートはインテークマニホールド&エアエレメント交換 キャブレター分解清掃 詳細はこちら
かなり改善されたのですが詰まりは高回転吹かせば直るとの話もあり故意にフルスロットルするようになってから稀に45kmhで頭打ちなったり 走行後急に吹かなくなったりで点火系か排気系の不具合が出るようになった。
しかし通常平地とか多少の坂では60kmh手前までは出るのでマフラー詰まってる感じが無いのだが。
プラグの焼け状態は白っぽいきつね色で良好 ギャップが広がっていたので新品と交換したが症状は以前同様。
マフラーに着手
内部洗浄、丸焼き youtubeでやり方は色々紹介あるんだけど 結果が良くなったかどうかまでは記述が無いので効果は? 作業が大変な割にはあまり効き目はないらしい。
なので局部的にいじくる方法とした。
SNSでマフラー分解図があり参考になった
足用のアプリオのマフラーが詰まった | 二葉モータース ブログ二葉モータース ブログ (shaken28.com)
まず詰まる箇所は内部2カ所の狭くなるパイプ部分とまず断定、なのでまずマフラーの腹腔鏡的手術をやってみる。
穴を2カ所開けパイプ内をほじくる簡単な作業から。
大きな穴は作業しやすいが修復が大変になるのでまず4mm穴を2カ所あける
マフラーの構造 3KJ-14610-15
個別「20240811083245」の写真、画像 - Hatena Blog - ecoken823's fotolife
穴あけ部 2カ所
ほじくり棒の作製
・2mmハンガー利用 鍵タイプ 幅約10mm
・1.2mm針金 蛇行タイプ 5mm棒に巻き付けてピッチは大きめにして回転し ながら中に入れる
下の穴から入れて探ってみるとほぼ正面にパイプ孔があった ほじくり棒でグリグリしても抵抗感が無い。
次に上の穴から探ると少し左上にパイプ孔がある 通してみるがこれも抵抗感ない 上下ともが油カスが付着してるのでスラッジ有りかな? 肝心の内視鏡が無いから目視のみ 当初はカーボンの固形物が塞いでるものと考えていた。
ついでに排気テールも実施。
しばらくゴシゴシ往復し終了(以前から棒状の7mm程度のもので通過させていた)
4mm穴にタップを立てM5のネジと手持ちのパッキン材でふさぐ(タッピングビスでも可能?)。
マフラー組付け走ってみると調子良くなったが3日目には調子悪いのが再現。
今度はマフラーを縦にして2種のホジクリ棒を使ってゴシゴシ往復 詰まってる物体は下側の部屋に削り落とすというもの
マフラー組付け走ってみる 調子いいが連続運転17日後からは急に元の悪い状態へ復帰
またバラシ マフラー内部上下のパイプ清掃したが効果なし。
残りの排気テールのパイプ掃除したら調子復帰。
パイプの中間付近にカーボンが詰まり 一部分パイプ内径11mm位が8mm位に細くなっているが影響あるんだろうか。
最終的にはテール部分をいじくると吹けなくなったり、良くなったりと不安定だったのでまず固形カーボン部を削り取り 溶剤の手持ち無かったので家庭用マジックリン(効果?)を注入し少し放置後パイプブラシでゴシゴシ2回繰り返して終了とした。 溶剤はキャブクリーナー、エンジンコンディショナーなどがカーボン、油分除去には良いだろう。
ブラシを入れると異物を押し込んでしまうのでどの位有ったかどうか確認できないのが残念、カーボンは立ててほじくったので破片が出てきて目視できた。
ダイソーのパイプブラシを改造 24mm径の刷毛部分を半分位にカット
何か流動的なものが内壁に付着しておりマフラーが高い温度になり排圧が強いと抜けて 排圧弱い低回転だと抜け辛い状態になり低回転のトルクに影響したものと思える スラッジなのかグラスウールなのか?不明。
詰まりは情報から排気テール部分が多いようです。
また詰まっても30分ぐらいで掃除完了するので苦にならない詰まり解消法でした。
結論としてはテール部の掃除から急坂をこの暑い時期15kmh以上で登れて1か月以上良好なので効果あったと思う マフラー内部のパイプ部は固形物らしきものは感じなかったが粘りのある粘性カーボン/オイルの付着は考えられる。気になれば泡状のキャブクリーナーで明けた穴から噴射して簡易洗浄してみるつもり。
1か月後ネジ部分を見るとオイルが滲んでいる ネジの隙間から漏れている
未燃焼のオイルが多いのか こんなものなのか。
因みにオイルはSC規格なのだがSDが良いのかもしれない。